本から学んだ知識でマンションを売却した体験談

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私はそもそもマンション売却についての知識はゼロでした。そんな私が本から学んでマンションを売却することに成功しました。知識を得ることで少しは上手に売却できたと思います。上手く売却できたのですから、本は偉大だなと思いました。

ここではマンション売却に関する私の体験談をきっかけやおすすめの本などを含めて紹介していきます。

マンション売却の減価償却費とはどのようなものか

本からマンション売却の知識を得るきっかけ

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そもそもマンションを売却する気なんてありませんでした。ずっと同じマンションに住むつもりだったのです。それが海外赴任が長くなることが決まって、家族で引っ越すことになりました。マンションを売却しようと思ったときに何の知識もなかった私は、友人からまずは本で学ぶことを勧められました。

本なら信用できるかと思ってマンションに関する本を買うことを決め、友人がおすすめしてくれた本を購入して、マンションの売却に関する知識を得ようと読み始めました。そうすると、色々な疑問が出てきました。マンションの売却を上手くするためにはその疑問を解消することが大事だと思い、さらに本を読むことにしました。

色々な本がある

マンションの売却に関する本を探すうちに色々な本があることが分かりました。マニュアルのようなものがないかと探したのですが、なかなかいいものが見つかりません。マンションを高く売るためのノウハウ本などでいいなと思えるものがあっても何か足りないような気がしました。

そこで、とりあえず必要だと思えることが書いてある本を読み漁ることにしました。5冊の本を買いましたが、目について気になったものを買ったような気がします。

あとから考えれば関係ないようなものもありましたが、知識がなかったので何かの役に立つだろうと全て読破することにしました。

素人がマンション売却をするなら指南書がおすすめ

本から素人がマンションの売却について学ぶ場合は、指南書のようなものがおすすめです。色々な本を読んでわかったのですが、本を読めば知識は増えます。

しかし、読んだからといって売却するときに役立つかは別問題です。指南書であれば、交渉のテクニックから信用できる不動産屋までしっかりと書いてあるものがあります。そのため、素人でも高く売るための知識を確実に得ることができるでしょう。

また、マンション売却の流れも指南書には書いてあります。それによって、売却までにかかる時間がある程度予測できます。私は海外赴任までの期間が決まっていましたので、時間がかかりすぎる売却方法を除外する必要がありました。

ある程度選択肢が絞られたので、売却方法を決めるのに悩むことは少なかったです。

本の通りに不動産屋と交渉

ある程度の知識を得て、マンション売却を依頼する不動産屋と何件か交渉しました。本の通りに交渉をすると円滑に進むことが多かったです。ただ、全て本に書いてあるわけではないので、不動産屋から教えてもらうことも当然多くありました。

基本的には本に書いてあった通りに交渉し、分からないことは聞くという形で交渉を進めました。何件か交渉しましたが、信頼できそうな不動産屋は1件だけでした。もっと範囲を広げれば信用できる不動産屋は見つかるかもしれませんが、私には時間がなかったのでその中から選ぶことにしました。

本で得た知識を生かして、信頼できそうな不動産屋を見つけることができました。

不動産屋が勘違いした私の知識

不動産屋と何度も交渉しているうちに、不動産屋がどうやら勘違いしていることが分かりました。私をプロの不動産投資家だと思ったらしいのです。本で得た知識を無駄に披露しただけですが、それが的を得ていたということでした。

プロである不動産屋にそう言ってもらえると、私も悪い気はしません。かなりしっかりと知識を蓄えることができれば、まがりなりにも不動産屋と対等に話ができるということだと思います。そのような経験から、本で得た知識が役立つことは分かりました。

何の知識もなく交渉をするよりは、ある程度の予備知識を得てから交渉した方がいいでしょう。本は不動産屋と交渉するための知識を得るのに有効な手段なのは間違いないと思います。

信頼できる不動産屋がマンション売却では重要

本にも書いてありましたが、マンションの売却では信頼できる不動産屋を見つけることが重要です。信用できる不動産屋がいれば、任せてしまってもしっかりと売却してくれる可能性が高いからです。信用できる不動産屋を見つけるためには、担当者が誠実であることを重視すると良いでしょう。

担当者がほとんどの業務を行うわけですから、誠実で真面目な人でなければ上手くいかない可能性も出てきます。また、実績がある不動産屋を選ぶことも重要です。私は本に従って大手不動産業者を選びました。時間をかけずに信頼できる不動産業者を探すなら、大手から選定すると見つけやすいと思います。

実績も豊富ですし、優秀なスタッフがいる確率も高いです。信頼できる不動産屋を見つけたらあとはどのように進めていくかを打合せします。ここまでいくと、買い手を見つけるだけになります。

本から得た知識で失敗したこと

実は本から得た知識で失敗したことがあります。結論から言えば、本に書いている通りには人間は動かないということです。例えば、価格交渉では本の知識よりも人間心理を大事にした方が良いと学びました。本に書いてあった通りに行動したら、買い手はすぐにいなくなってしまったからです。

私が交渉をすぐに打ち切ったり、価格の値下げに応じなかったりしたのです。そのような失敗をしたあとに、相手は人間なので話し合いをしましょうと不動産業者の担当者に言われました。話し合いをやめるのではなく、自分が妥協できる価格についての交渉をすることが大切です。

そこを勘違いしていて、全く話をしなかったのは間違いでした。それが分かってからは、買い手の希望を聞いて交渉をするようになりました。そうするようになってから、すぐに買い手が見つかりました。話し合いを続けるうちに、買う意思が固まって何とか契約までこぎ着けることができました。

契約成立から入金される最後まで気を抜かないことが大事

本を買うところから始まり、苦労して契約するところまでたどり着けました。私はかなり満足していたのですが、不動産屋からは入金されるまでは最後まで気を抜かないことが大事と言われました。やはりそこは素人とプロの違いでしょう。

私は完全に気を抜いていました。受け渡しまでは何が起こるかわかりませんので、本当にその通りだなと思いました。私の場合は何もなく入金されたのでトラブルはありませんでした。ですが、本で知識を得ても、最後まで素人がマンション売却を行うのは難しいと思いました。